ケアマネの部屋
 ケアプラン(介護サービス計画)の視点

@ 利用者の生きる意欲を引き出すためのプラン
A 主体的な生活者として、自己実現の達成に近づけるためのプラン
B 利用者の生理的欲求、精神的欲求、社会的欲求、文化的欲求を満たすプラン
C 家族としての自立と安定した生活を維持する方向でのプラン
D 介護の重度化を防ぐ方策や予防が目標とされていること。
E ニーズを抑制するのではなく、必要なサービスを創設していく方向性をもつ。
F 実践の裏付けが明確であること。
G 利用者や家族の意思が反映されていること。
H 予測性に立ったプランであること。
I 客観性・科学性に裏付けられていること。

 ケアプランの事例紹介

<家族関係が希薄な独居老人への生活援助ケース>
 Aさんは97歳という高齢の独居老人である。
腰痛が引き金になり、身体機能が低下するとともに家事をする力も低下した。
病気に対する不安からか、精神的にも不安定になり、生活障害が増大しているが、
Aさんは在宅での生活の継続を強く望んでいる。

 <ケアプランの方向性>

目標:在宅生活の継続・残存機能を生かした自立支援
@ 身体的な苦痛があると、精神的にも不安定になり、行動も制限され、生きる意欲を喪失しかねない。そこで健康状態の把握と病状の変化、薬の副作用による身体的な苦痛の状態を、医療担当に正しく伝える。
A Aさんは薬への依存度が高いので、現在服用中の薬の副作用についての情報を伝え、一緒に考えるように働きかける。
B Aさんは日々の食事の調理に加わる意欲があるので、台所の改善や炊事用具の改善を図ります。衣類に焼け焦げが見られることから、調理器具を電子レンジ・電子調理器・オーブントースターなどに変更。
C 食生活を豊かにし、また地域の人々との交流を図る機会を作るために、配食サービスを受けることにする。
D 必要な家事サービスとともに、調理の下ごしらえを援助することで調理の負担を軽減する。
E デイサービスを1回でやめてしまった原因を明らかにするとともに、Aさんが得意とするご詠歌や詩吟といった好みを取り入れたサービスの利用を勧める。
F 生活の節目節目の援助が必要であることから、サービス回数を増やす。
G 衣食住の整備を行い、心地良い生活環境を作る。
H 97歳という年齢を考えて、病状の悪化や死という将来のリスクを想定して、対応を考えておく。

   
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