ケアマネの部屋
 アセスメント(生活評価)の視点

@ 利用者のあれができない、これもできないという指摘ではなく、その人のこれまでの人生をもとに、これからをどのように生きていくのかという視点に立ちます。
その人が人生で身につけた能力や経験の蓄積などを評価し、「いいとこ探し」をすることで快適な生活を作りだしていきます。
A 利用者の問題点や危険因子にばかり目を向けずに、その人の自発性や残存能力を引き出すことで、できることの可能性を考えます。
B 利用者にとっての自分らしい生き方とはどのようなものなのかを把握するため、利用者本人が直接的・間接的に発しているサインを見逃さないようにします。
C 家族の介護力、介護に対する価値観や介護意識などの状況を把握します。
家族の情緒的な励ましや介護への積極性といった介護意識は利用者本人の自立意欲に良い影響を与えます。
D 利用者とその家族にとって、快適で安全性のある住環境かどうかを把握します。
住環境は家族の介護意識・経済状況に依存しており、家族の介護負担の軽減が図れるようなサービスや福祉機器の購入、バリアフリー住宅改修で、家族の介護意識がより良く保たれます。
E 緊急時、あるいは長期的に高齢者を支援する地域のサポートを期待できるかを把握します。

 調査の方法
聴取
本人や家族から話を聞きます。この場合、申請書記載事項の確認も行います。また、申請書記載事項と実態が異なることについての確認も行います。

観察

本人の生活で障害となっている住環境や、介護状況などの事実を観察し把握します。身体や衣服の様子からは、保清の状況がわかります。また、痴呆などによる生活の混乱状態を把握します。
<視点例>
(1)ベッドの高さが身体と合っているか。
(2)ベッドまわりなどの整理整頓状況はどうか。
推察
直接聞かなければ全て何もわからないというものではありません。例えば、室内の様子からこれまでの生活習慣や生活歴、日頃の生活状況を把握することができます。また、冷蔵庫の収納品などから食生活を窺うこともできます。

次に、要介護者に対して介護状況の説明をする家族の言葉遣い、態度、扱い方などから関係性を把握していきます。要介護者と他の家族の部屋を比較することなどからも、介護者の思いや考え方を知ることができます。

そして、本人の表情、極端な遠慮はないか、介護者の状態等の状況から介護放棄や虐待を推察します。例えば、オムツかぶれがひどい、脱水症状や説明のつかない体の傷があるなどです。

   
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