高齢者の身体機能の衰えと事故

@視力の衰え・・・色の区別がつかない
目のレンズに弾力性がなくなり、近いところにピントが合わない。
見分ける能力が落ちるので、明るさが必要になる。
目のタンパク質が変色して黄色みを帯びるので、白とクリーム、
紺と青、黒の見分けがつきにくい。
視野が狭くなる。

:コンロの火が見えにくく、消えているつもりでヤカンを取ったら、袖口に着火した。
A聴覚の衰え・嗅覚の衰え
若い人が聞き取れる音の4倍ぐらいの大きな音でないと聞こえない。

:煙感知器やガス漏れ警報機などの音に気が付かない。
  ガス漏れ、不完全燃焼、焼け焦げなどの異常臭に気が付きにくい。
  空気が汚れていても気が付かず、換気不足で暖房時に酸欠を起こす。
B触覚、温度感覚の衰え
ものを持って次の動作に移るときにポロリと落とす。
触ってもすぐに熱いと感じない。

熱いものをこぼしてやけどする。
  床暖房など触ってすぐ熱く感じないものでも低音やけどを起こす。
Cもの忘れ・・・判断力の低下
電話に出たりすると調理中だったことを忘れてしまう。
火を消し忘れて石油ストーブに給油する。

:天ぷらなべに火が入る。
  グリルで脂分の多い魚を焼きすぎ、火災になる。
  ヘアドライヤーのスイッチを切り忘れて火災になる。
  寝たばこ。

高齢者のいる家庭での防災対策

■ 火災事故を防ぐ。
@ 加熱調理中の事故が多いので、思い切って電磁式調理器に変える。
操作に慣れておくため、高齢にならないうちに変更しておく。
A 台所作業をするときは、必ず袖口を包み込むエプロンかスモックを身につける週間をつける。
B 忘れっぽい人は、台所作業を終えた時、外出時、就寝時にするべきことを箇条書きにして、目立つところに貼って、声に出して点検確認する。
C ガス漏れ警報機、マイコンメーターあるいはスプリンクラーを設置する。
D プラグを差しっぱなしにしておくと、コンセントの隙間にほこりがたまり、絶縁が悪くなって火災の原因になるのでこまめに掃除をする。
E いざというときに助け合えるような近隣とのよい関係を作っておく。

■ やけど、一酸化炭素中毒を防ぐ。
@ 加熱調理台は流し台や一般の調理代よりやや低めにして、なべやフライパンを扱いやすくする。横に高さをそろえたなべ置き台を設置する。
A なべやフライパンは底が平らなものに変える。
B 電気調理器・湯沸し器などのコードは引っ掛けてもすぐにはずれるマグネットプラグ式にする。
C 換気扇は自動的に作動するものにする。
 あるいはスイッチを目に付きやすい、レンジの近くの場所に作る。
D 居室、寝室の換気扇は温度差変化の少ない熱交換方換気扇を使う。
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