(1)
防災体制と対応 |
災害対策本部を立ち上げ、いつ、誰が、どこを(何を)、どれくらいのレベルで対策を講じるかの的確な指示を与え、防災資材の配給を行なう。
<初期の防災対策のレベル>
レベル1 : 操業しながら、各現場ごとに手の空いた社員が対応
レベル2 : 操業しながら、対策本部スタッフが順次対応
レベル3 : 創業を停止し、全社レベルで短時間に一気に処理する |
(2)
緊急時の対応事項 |
@情報 : 気象情報の収集、社員への連絡、交通機関の運行確認
(記録:台風の進路・規模、周辺及び事業所被害状況・対応内容)
A巡視 : 建物・設備の巡視、周辺地域、河川などの状況を把握
B資材 : 防災用資材の調達先リスト、手配の管理、車両確保
電力・通信・ガス・水道などライフラインの供給状況
C救護 : 負傷者の救援、救急用品の配給
D誘導 : 周辺の地形・災害特性・危険物の所在の確認
被害地域の危険の有無の確認
社員の避難路・避難場所の確保、構内の交通規制 |
(3)
災害時の服装 |
@強風で物が飛んでくる危険性がある。必ずヘルメット着用
A安全靴・手袋着用
長靴は浸水が50cmを越えると歩行が困難になる。
B服装は中に保温性のあるもの、上に防水カッパを着込む。 |
(4)
災害時の装備 |
@連絡用通信機器(トランシーバー・携帯電話)
巡回者と本部との連絡及び位置確認
懐中電灯と同じくビニールでくるんで防水
A装備品は身体に装着し、両手を使えるようにする。
B高所の点検が必要な場合は安全ロープ、安全帯を装着 |
(5)
行動の注意事項 |
@長く張り出た軒下は、強風で軒が折れて落下してくる可能性あり。
A外壁のタイルや窓ガラスは飛散する危険性がある。
B河川や貯水池へ強風で転落する恐れがある。近づかない。
C道路浸水では水圧でマンホールのふたが取れている可能性あり。
D破損した電気機器や断線した電線ケーブルには近づかない。 |
(6)
建物の被害防止対策 |
@確実に防水扉を閉鎖する。
A出入口、シャッター部は土嚢、砂袋、防水板で隙間をふさぐ。
B窓・雨戸をクギ付けにし、隙間をガムテープでふさぐ。
Cガラス窓には×状にテープを貼る。
Dガラス窓・扉の内側のカーテン・ブラインドを閉める。ガラス飛散防止
E1階のコンピュータ室、データ保管室は無窓にする。
Fトイレの周辺に土嚢・防水板を設置し、汚水の逆流を防止
G屋根の頂部、軒、外壁の角など弱い個所の補強
H軽量シャッターは下部を両側から補強。木戸はカンヌキ等で補強
I飛散しやすいものは容器に収納したり、ロープ等で固定する。 |
(7)
機械設備への対策 |
@電気機器、コンピュータ等の設備は高いところに移動、吊り下げ。
A地下の変電室は浸水防止のため、土嚢、防水板を設置。
浸水して排水ポンプでも対応しきれない場合は予め停電させる。
Bコンピュータ
電源は確実に切る。
機器の内部ユニットを取り外し、安全な場所に移動保管
天井の漏水、窓からの吹き込みに備え、ビニールでカバーする
C有毒物質、薬品、油などは流出で環境汚染しないよう、密閉保管
D生石灰、カーバイドなど濡れると発火するものは、密閉保管
E空のドラム缶やタンクが流れ出さないように、固定する。
F壁からの漏水に備え、機材を壁から離し、パレットに載せる。
Gシートカバーをかける時は下部をしっかり止める。
H屋外で移動可能なものは、屋内に移す。
I屋上の給水塔やエアコンの室外機が風で飛ばないかチェックする
Jレール上のクレーンなどは風で動かないようにロックをかける。
K煙突、看板などを針金で固定する。
L架空配線で保護されていない部分をコンジットチューブで保護する。
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(8)
原材料・製品の対策 |
@保管場所の出入口に土嚢、防水板を設置する。
A散逸・飛散しないようにシートでカバーし、ロープで固定する
Bできるだけ強い構造の建物内に移す。
C開口部、壁から離してパレットの上に保管する。
D空コンテナは二段積みせず、相互にしばる。 |