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| ITCになるためにどうすればよいか |
1. <全体のアウトライン>
ITコーディネータの認定手順は今のところ2通りあります。最終的には通 常の手順1通りに限定される予定ですが、中小企業におけるITコーディネーションサービスの必要性(緊急性)を考えて、2003年度末までの期間、通 常のITC認定手順のほかに、特別の資格保有者を対象に,多少簡単に認定を得ることができる「プロフェッショナル特別 認定制度」という、もう一つの認定手順が実施されます。もし、あなたがプロフェッショナル特別 認定制度の対象資格を保有しているならば、こちらの手順でITコーディネータ認定を取得することができます。
(プロフェッショナル特別認定試験は2003年10月に審査依頼終了しました)
2. <通常の認定手順>
ITC協会認定の「ITコーディネータ」になるためにはどうすればよいかを説明します。
ITコーディネータは「ITコーディネータ補」と「ITコーディネータ」(こちらが正コーディネータです)があります。たとえ試験などの成績が良くても、いきなり正「ITコーディネータ」になることはできません。
正「ITコーディネータは」、ITコーディネータ(補)になり、その後3年間以内に一定以上の経験を積むことが義務付けられています。「一定以上の経験を積んだので正ITCに認定してください」ということをITC協会に申請し、認められえたときに初めて正「ITコーディネータ」になれるのです。
上記のようにまずITコーディネータ補の認定を受けなければなりませんが、「ITコーディネータ補」になるためにはまず、ITC協会が認定する教育コースで「ITCに必要な専門知識の研修」を受けて正規に終了する必要があります。その次に、ITC協会が行う試験に合格するとともに、ITC協会主催のケース研修を受講し,その後認定を受けることが必要です。2001年8月時点では、ケース研修とITC補試験の順番は問わないことになっています。
既に説明したように、申請後、ITC協会によって認定されると、この時点で、ITC捕になります。ITC捕になった後、実務経験などを積んで、実務経験の種類ごとに決められたポイントの合計が規定に達したことを確認してから,ITC協会に申請します。
重要な点は、実務経験や知識研修などの実績を積んでから初めてITCになれるということです。また、ITCの認定を継続するためにも、実務経験が必要になってくるのです。実務経験によって得られるポイントはあらかじめITC協会が「この実務では何点」というように、実務の種類ごとに分類されています。ITCの認定段階では、いくつかの実務経験により得られた特典の合計が規定の点数に達したかどうかを判定します。ですから、認定される申請者の実務の範囲には幅があります。これは、ITC協会が説明で使用している言葉で「マルチエントリーポイント制度」に相当します。これにより、個々のITC補あるいは正ITCがおかれている環境に応じた実務経験の申請を可能にしていることが特長です。
3. <プロフェッショナル特別認定手順>
おおむね一般の流れと同じなのですが、申請にあたり、特定の資格を保有していることが必要になります。必要な資格は中小企業診断士や一部高度情報処理技術者です。これらの資格は一覧がITC協会のホームページに出ていますので参考にしてください。
その他大きな違いは、各種研修や試験に合格し、認定を受ける再に、ITコーディネータ補ではなく、いきなり正ITコーディネータになれることです。これは、ITコーディネータとしての正式な活動を早く行ってもらい、中小企業の活性化に早く役立ってもらおうという気持ちの現れだと考えられます。
最初のプロフェッショナルITC認定試験は、2001年9月30日に行われます。これを受験できる人は既に専門知識研修やケース研修を終了している人たちです。したがって、この試験に合格した人が最初の正ITCとして活躍するわけです。

以下にITC協会のホームページから、ITC受験資格などをピックアップし、コメントをつけてみます。
1.受験資格
年齢制限、学歴制限なし。
<コメント1>
つまり、求められる知識と、意欲、能力を持った人(自己申告)であれば、だれでも応募できる。ただし,実務経験により定期的に認定更新が必要なので、単に資格取得だけを目的に受験しても継続的な資格保有が難しい。
<コメント2>
実務経験のない人が受験しても、結果 的には受講が義務つけられているケース研修などが理解できず、研修の成果 物が出せないことになり、研修を正規に終了することができない可能性が高い。
結果として、きちんと基礎知識、実務経験、社会経験、能力、意欲を持った人に絞られることが予想されるので、事前の勉強だけでなく、日常においても、ITCを意識して業務を行うなどの努力が必要になってくるであろう。
2.ITC補合格までの道のり
(1)前提条件 基礎知識、前提知識を有していること
これらの知識の詳細は、ITC協会ホームページの中にPDF(ITコーディネータ資格認定ガイドライン)に説明があります。
前提知識とは、ITコーディネーション(開発ではないので注意が必要)を行うために必要とされる、経営面 、IT面などの分野の基礎的、基本的な知識をさしています。
(2)ITCケース研修とITC補受験の申し込み
これらの申し込みは別々に行います。ですから、どちらをさきに受けてもよいことになりますが、これらの前に、「ITCに必要な専門知識の研修」を受けておく必要があります。
ケース研修は、研修を受けた人全員が合格するわけではありません。
研修期間内に研修成果を確認するための試験があり、これに合格しなければなりません。
(とはいっても、まじめに研修を受けていれば受かります)
また、ケース研修とは別 に、ITC補試験にも合格しなければなりません。
<コメント1>
ケース研修を受ける人の前提として、”基礎知識、前提知識を有している人”という条件がありますが、この基礎知識の程度をはかる明確な説明はいまのところありません。
ITCの研修に参加して、正規に研修を終了できる人・・ということが言いたいのでしょう。
<コメント2>
ITC補受験に際しては、専門知識の力をつけておかなければなりません。
いくつかの研修会社が、「ITCに必要な専門知識の研修」のクラスを開催しています。
研修とテキストの紹介はITC協会のホームページで紹介されていますので、そちらを参考にしてください。
※ただし、ITC協会のホームページには非常に多くの情報が載っていますので、少しわかりにくくなっています。くれぐれも、情報の見落としがないよう、気をつけてください。
(3)ケース研修とITC補試験(プロフェッショナル特別 認定では、ITC試験)に両方合格したら・・・
ITC協会に、認定申請を行います。
ITC協会の会員になることを前提として、ITC補(プロフェッショナル特別 認定では、正ITC)が認定されます。
3.ITC補からITCになるためには
ITC補に認定された後は、試験はありません。
あとは実績を積んで、ITC協会にあなたの実績を認定してもらえれば、ITC認定の申請が通ります。
ここで、あなたの実績とは何でしょう?
自分で勝手に「これは実績だ!!」といっても、認めてもらえません。
実績の基準は、一覧表としてITC協会のHPに出ていますので、
確認してください。
要点は、ポイント制で、知識ポイントと、実務ポイントの合計が100ポイントになれば、ITC合格となります。
ITC認定制度では、マルチエントリーポイント制をとっており、ポイントを加算させるには、いくつかの方法があります。いくつかの方法があるので、マルチエントリーポイント制と呼んでいるわけです。
この辺の詳細は、ITCのHPに載っていますので、すぐに知りたい方はこれをみてください。ただし、ポイントが関係してくるのは、認定を取得してからですので、過去の実務経験はポイントになりません。
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| Written by 五十嵐 敬 |
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