宅建 模擬試験(体験版)

民法等
制限能力・意思表示
問題1
Aが,A所有の土地をBに売却する契約を締結し,又は締結しようとする場合に関する次の記述のうち,民法の規定及び判例によれば,正しいものはどれか。
1 Aが成年被後見人である場合,Aは,AB間の契約を取り消しても,取消し前にこの土地を買い受けた善意のCに対して,土地の所有権を主張することはできない。

2 Aが被保佐人である場合,Aがこの土地をBに売却することにつき,保佐人のDがAの利益を害するおそれがないにもかかわらず同意をしないとき,Aは,家庭裁判所に対して,Dの同意に代わる許可を請求することができる。

3 AのBに対する売却の意思表示がEの強迫によって行われた場合,Bがその事実を知らなかったときは,Aは,売却の意思表示を取り消すことができない。

4 Aが債権者Fの差押えを免れるために,Bと通謀して登記名義をBに移した場合,Bがこの土地にGに対する抵当権を設定し,その登記をしたときは,Aは,善意のGに対して,抵当権設定行為の無効を主張することができる。


民法等
債務不履行・解除
問題2
Aは,宅地建物取引業者でないBから土地建物を購入する契約(代金3,000万円,手付300万円,違約金800万円)を,Bと締結し,手付を支払ったが,その後資金計画に支障を来した。手付については別段の定めをしていない。この場合,民法の規定及び判例によれば,次の記述のうち誤っているものはどれか。
1 Aの代金不払いを理由にBが違約金を請求した場合,Aは,大地震の発生により履行できなかったことを証明しても,Bに対し800万円を支払わなければならない。

2 Aの代金不払いを理由にBが違約金を請求した場合,Bは,実際の損害額が1,000万円であることを証明しても,Aに対し800万円を超えて請求することはできない。

3 当該契約が宅地建物取引業者の媒介によるものである場合,Aの代金不払いを理由に契約が解除されたとしても,Bは,違約金のうち600万円を超える部分については,Aに対し請求することができない。

4 BがすでにAに対して土地を引き渡していた場合,Bは,Aが履行に着手するまでは,600万円を償還して契約を解除することができるが,Aは,300万円を放棄して契約を解除することはできない。


民法等
売主の担保責任
問題3
AがBから建物所有の目的で土地を買い受ける契約をした場合に関する次の記述のうち,民法の規定及び判例によれば,誤っているものはどれか。
1 AB間に「Bは瑕疵担保責任を負わない」旨の特約がある場合,この土地には隠れた瑕疵が存在していたが,Bがこれを知っていながらAに告げなかったときは,Aは,契約締結の日から1年間は,Bに対して損害賠償を請求することができる。

2 AB間に担保責任に関する特約がない場合,この土地がCの所有であることをAが知って契約しても,Bがこの土地をCから取得してAに移転できないときには,Aは,Bに対して契約を解除することができる。

3 AB間に「Bは瑕疵担保責任を負わない」旨の特約がある場合,この土地には隠れた瑕疵が存在していたが,Bがこれを知らなかったときは,Aは,契約締結の日から6ヵ月しか経過していない時点であっても,Bに対して損害賠償を請求することはできない。

4 AB間に担保責任に関する特約がない場合,この土地の8割が都市計画街路の区域内にあることが容易にわからない状況にあったため,Aがそのことを知らず,このため契約の目的を達成することができないときは,Aは,Bに対して契約を解除することができる。


民法等
保証・連帯債務
問題4
AがBに対して負う債務について,Cも債務を負い,またはAの債務を保証している場合に関する次の記述のうち,民法の規定によれば,正しいものはどれか。
1 AとCが分割債務を負う場合,CがBに対して債務を承認したときは,Aの債務についても,時効中断の効力を生じる。

2 CがAの保証人である場合,AがBに対して債務を承認したときは,Cの債務についても,時効中断の効力を生じる。

3 CがAの連帯保証人である場合,BがCに対して期限の猶予をしたときは,Aの債務についても,期限が猶予される。

4 AとCが連帯債務を負う場合,BがAに対して期限の猶予をしたときは,Cの債務についても,期限が猶予される。


民法等
代理
問題5
Aの代理行為に関する次の記述のうち,民法の規定及び判例によれば,正しいものはどれか。
1 Aが権限の定めのないBの代理人であって,CとB所有の土地について売買契約を締結したときは,Bは,善意のCに対して必ずその土地を引き渡さなければならない。

2 Bの子であるAが,Bの代理人と偽ってCと売買契約を締結した場合,Bが死亡してAがBを単独で相続したときは,Aは,Bが売買契約を追認していなければ,Cに対してその土地の引渡しを拒むことができる。

3 AがBからB所有の土地売買の代理権を与えられていたが,地震のため重傷を負ったので,Bの承諾を得ることなく,復代理人Dを選任した場合,Aは,Bに対して全責任を負わなければならない。

4 AがBからB所有の土地売買の代理権を与えられていたが,Bのためにすることを示さないでCとその土地の売買契約を締結した場合,Cがその事情を知っていたときは,Bは,Cに対して土地の代金を請求することができる。


民法等
時効
問題6
時効に関する次の記述のうち,民法の規定によれば,正しいものはどれか。
1 AがB所有の土地であることを知りながら,この土地の占有を開始し,その所有権を時効により取得した場合,Aが所有権を取得した時点は,この土地の占有を開始してから20年を経過したときである。

2 AのBに対する貸金債権について,AがBに対して訴訟により弁済を求めた場合,この訴えが取り下げられたときも,時効中断の効力を生じる。

3 AがBに対する債務の担保のためにA所有の土地に抵当権を設定したが,その後第三者Cがこの土地の占有を開始し,その所有権を時効により取得した場合,Bの抵当権は,特段の事情がない限り,消滅する。

4 AのBに対する貸金債権について,AがBに対して訴訟により弁済を求め,貸金の支払いを命ずる確定判決を得た場合,Aの貸金債権の消滅時効は,訴訟を起こしたときから新たに進行を開始する。


民法等
請負
問題7
Aが建築業者Bに請け負わせて木造住宅を建築した場合に関する次の記述のうち,民法の規定及び判例によれば,正しいものはどれか。
1 Bの建築した住宅に瑕疵がある場合,その瑕疵が重大で,かつ,修補に過分の費用がかからないときに限り,Aは,Bに対しその瑕疵の修補を請求することができる。

2 Bの建築した住宅に瑕疵がある場合,その瑕疵の修補が可能であるときは,Aは,瑕疵の修補に代えて,損害賠償の請求をすることはできない。

3 Bの建築した住宅に瑕疵がある場合,Bは,引渡し後5年間瑕疵担保責任を負うが,この期間は,AB間の特約で20年にまで伸ばすことができる。

4 住宅の建築が完成する前に,地震によって倒壊し,仕事の完成が不可能となった場合,Bは,Aに対して報酬の支払いを請求することができない。


民法等
対抗問題
問題8
Aが所有する土地について次に掲げる事実が生じた場合,民法の規定及び判例によれば,次の記述のうち正しいものはどれか。
1 AがBに土地を譲渡した場合で,Bに登記を移転する前に,Aが死亡し,CがAを相続したとき,Bは,登記なくしてCに対して土地の所有権を主張できない。

2 AがDに土地を譲渡した場合で,Dに登記を移転する前に,Aが死亡し,Eがその土地の特定遺贈を受け,登記の移転も受けたとき,Dは,登記なしにEに対して土地の所有権を主張できる。

3 Aが死亡し,FとGが土地を共同相続した場合で,遺産分割前にFがその土地を自己の単独所有であるとしてF単独名義で登記し,Hに譲渡して登記を移転したとき,Gは,登記なしにHに対して自己の相続分を主張できない。

4 Aの死亡によりIとJが土地を共同相続し,その登記をした場合で,Iが相続放棄をしておきながら,自己の持分をKに譲渡して登記を移転したとき,Jは,登記なしにKに対して土地の所有権を主張できる。


民法等
抵当権
問題9
AのBに対する1,000万円の金銭債務(利息付き)について,Cがその所有地にBの抵当権を設定し,その登記をした。この場合,民法及び判例によれば,次の記述のうち正しいものはどれか。
1 DがCの所有地を買い受けた場合,Dは,滌除の手続きが終わるまで,Cに対し,代金の支払いを拒むことができる。

2 Aが支払期日に800万円を弁済した場合,Bは,Cの所有地の2割の部分について,抵当権を実行することができる。

3 他に後順位抵当権者がいる場合,Bは,抵当権の実行により,元本と満期のきた最後の2年分を超える利息について,優先して弁済を受けることができる。

4 Cが通常の利用方法を逸脱して,土地の毀損行為を行う場合,Aの債務の弁済期が到来しているときに限り,Bは,抵当権に基づく妨害排除請求をすることができる。


民法等
不動産登記法
問題10
自己名義の所有権移転登記がされている土地を所有するAが死亡した場合の不動産登記に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。
1 Aがこの土地をBに売却し,登記申請についての代理権をCに与えたが,その後Aが死亡した場合,Cの代理権は消滅する。

2 DがAを単独で相続した場合,Dが相続による所有権移転の登記を申請するには,申請書にAの所有権の登記の登記済証を添付しなければならない。

3 Aがこの土地をEに売却した後,E名義の所有権移転の登記がされないうちにAが死亡し,Fが単独で相続をした場合には,F名義への相続による所有権移転の登記がされなくても,E名義への所有権移転の登記をすることができる。

4 GとHがAを共同で相続したが,遺産分割の協議によってGがこの土地を相続することになった場合,Gが相続による所有権移転の登記の申請を行うときは,その申請は,共同相続の登記がされていなければ,することができない。


民法等
借地権
問題11
Aは,その所有地について,Bに対し,建物の所有を目的とし存続期間30年の約定で賃借権を設定した。この場合,借地借家法の規定によれば,次の記述のうち誤っているものはどれか。
1 Bの債務不履行により借地権が消滅した場合には,建物が現存するときでも,Bは,Aに対し建物の買取りを請求することはできない。

2 存続期間満了の5年前に,Bの所有する建物が火災により滅失したため,BがAの承諾を得た後,借地権の残存期間を超えて存続すべき建物を新たに築造した場合,借地権は,建物が築造された日から20年間存続する。

3 「土地の使用は飲食店以外の建物に限る」旨の借地条件がある場合,借地借家法に定める要件に該当すれば,裁判所は,Bの申立てのみならず,Aの申立てによっても,その借地条件を変更することができる。

4 その建物が飲食店として専ら事業用に利用されることを予定しており,存続期間を20年として借地権を設定した場合は,「20年経過後契約の更新はしない」旨の特約をすることができるが,この借地権の設定は,公正証書によってしなければならない。


民法等
借家権
問題12
Aがその所有する住宅をBに賃貸した場合における賃料に関する次の記述のうち,借地借家法の規定によれば,誤っているものはどれか。
1 「賃料は2年の契約期間中減額しない」と特約した場合,Bは,地価の下落等により家賃が不相当になっても,当該期間中減額請求をすることはできない。

2 「賃料は2年の契約期間中増額しない」と特約した場合,Aは,地価の上昇等により家賃が不相当になっても,当該期間中増額請求をすることはできない。

3 AB間で借賃の増額について協議が調わない場合,Bは,増額を正当とする裁判が確定するまでは,相当と認める借賃を支払えばよい。

4 Aがその住宅をCに譲渡し,所有権の移転登記がされた場合,その登記前にBがAから建物の引渡しを受けていれば,Bは,3ヵ月分の家賃を滞納していても,Cに対して賃借権を対抗することができる。


民法等
区分所有法
問題13
建物の区分所有等に関する法律(以下この問において「区分所有法」という。)に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
1 区分所有者は,共用部分について他の区分所有者に対して債権を有する場合は,その債権について,債務者の区分所有権及び建物に備え付けた動産の上に先取特権を有する。

2 区分所有者の 1/5 以上で議決権の 1/5 以上を有するものは,管理者に対し,会議の目的たる事項を示して,集会の招集を請求することができ,この定数は規約で減ずることができる。

3 共用部分の管理行為を行うためには,規約で別段の定めのない場合は,区分所有者及び議決権の各過半数による決議が必要であり,それが専有部分の使用に特別の影響を及ぼすべき場合は,その専有部分の所有者の承諾を得なければならない。

4 区分所有者から専有部分を賃借している者が,区分所有法第6条1項に規定する共同の利益に反する行為を行った場合において,区分所有者の共同生活上の障害が著しく,他の方法によってはその障害を除去することが困難であるときは,管理組合法人は,集会の決議をもって,その賃貸借契約を解除することができる。


法令上の制限
監視区域
問題14
国土利用計画法による監視区域及び注視区域における土地に関する権利の移転等の届出に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。
1 監視区域においては,届出に係る土地の予定対価の額が相当な価格に照らし著しく適正を欠くものではなく,かつ,届出に係る土地の利用目的が土地利用に関する計画に適合していても,契約締結の中止の勧告を受けることがある。

2 監視区域においては,届出をして勧告を受けなかった場合でも,予定対価の額を変更して減額したときは,常に届出をする必要がある。

3 注視区域においては,都道府県の規則により届出対象面積が引き下げられることがある。

4 注視区域における土地の売買について届出をした者は,都道府県知事から勧告しない旨の通知を受けた場合でも,届出をした日から起算して6週間を経過するまでは,その売買契約を締結できない。


法令上の制限
都市計画法
問題15
都市計画法に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。
1 市街地開発事業は,一体的に開発し,又は整備する必要がある土地の区域について定めるものであり,必要に応じて市街化調整区域内においても定めることができる。

2 水道,電気又はガス供給施設,下水道等の都市施設に関する都市計画は,市街化調整区域においても定めることができる。

3 市街化区域については,少なくとも用途地域を定めるものとし,市街化調整区域については,市街化を抑制するために用途地域を定めることができないものとされている。

4 促進区域は,市街化区域内において,主として関係権利者による市街地の計画的な整備又は開発を促進する必要があると認められる土地の区域について定めるものとされているが,必要に応じて市街化調整区域内においても定めることができる。


法令上の制限
開発許可
問題16
都市計画法に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。ただし,本問において,都市計画法第87条の3の規定に基づく指定都市,中核市及び特例市の特例については考慮しないものとする。
1 市街化調整区域内で行う開発行為で,その開発区域の周辺の地域における居住者の日常生活のために必要な物品の販売業を営む店舗の建築の用に供する目的で行うものについては,都道府県知事の許可を受けて行うことができる。

2 市街化区域及び市街化調整区域に関する都市計画が定められていない都市計画区域内において行われる開発行為については,都道府県知事の許可は必要でない。

3 都道府県知事は,市街化調整区域における開発行為を許可する場合においては,当該開発区域内の土地について,建築物の敷地,構造及び設備に関する制限を定めなければならない。

4 市街化調整区域のうち,開発許可を受けた開発区域以外の区域内において,非常災害のため必要な応急措置として行う建築物の新築についても,都道府県知事の許可を受ける必要がある。


法令上の制限
建築確認等
問題17
建築基準法に規定する建築確認等(指定確認検査機関については,考慮しないものとする。)に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
1 患者の収容施設がある診療所で,その用途に供する部分の床面積の合計が150uであるものを建築しようとする場合には,建築確認を受けなければならない。

2 鉄筋コンクリート造2階建て,延べ面積200uの建築物を新築する場合には,建築確認を受けなければならないが,この建築物の施工者は,工事現場の見やすい場所に,建築主事の確認を受けた旨の表示をしなければならない。

3 特定行政庁から指定された特定工程を含む工事を行う建築主は,この特定工程に係る工事を終了したときは,原則として,その日から7日以内に建築主事に到達するように,建築主事の検査を申請しなければならない。

4 都市計画区域内において,木造2階建て,延べ面積250uの建築物を新築する場合,その工事が完了したときには,原則として,その日から4日以内に建築主事に到達するように,建築主事の検査を申請しなければならない。


法令上の制限
容積率・建ぺい率
問題18
容積率(建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合)及び建ぺい率(建築物の建築面積の敷地面積に対する割合)に関する次の記述のうち,建築基準法の規定によれば,正しいものはどれか。
1 敷地の前面道路の幅員が15m以下であれば,前面道路による容積率の制限を受ける。

2 高度地区内では,容積率は,高度地区に関する都市計画で定められた内容に適合するものでなければならない。

3 建築物の敷地が容積率制限の異なる二以上の地域にわたる場合には,各地域内の容積率の限度に,その敷地の当該地域内にある各部分の面積の敷地面積に対する割合を乗じたものの合計以下でなければならない。

4 商業地域内で,かつ,防火地域内にある耐火建築物についても,建ぺい率の制限は適用される。


法令上の制限
道路
問題19
都市計画区域内における建築物の敷地又は建築物と道路との関係に関する次の記述のうち,建築基準法の規定によれば,正しいものはどれか。
1 建築物の敷地は,原則として幅員6m以上の道路に接していなければならない。

2 その敷地が幅員4m以上の道路に2m以上接していれば,その道路が自動車専用道路であっても,その建築に制限を受けることはない。

3 私道の所有者が私道を廃止又は変更する場合,その私道に接する敷地に与える影響のいかんにかかわらず,特定行政庁から,その廃止又は変更を禁止し,又は制限されることはない。

4 公衆便所,巡査派出所その他これらに類する公益上必要な建築物で特定行政庁が通行上支障がないと認めて建築審査会の同意を得て許可したものについては,道路に突き出して建築することができる。


法令上の制限
土地区画整理法
問題20
土地区画整理事業に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
1 土地区画整理組合が施行する土地区画整理事業において,施行地区内の宅地について所有権を有していない者は,施行地区内の宅地について借地権(借地借家法上の借地権をいう。)を有していたとしても,すべて土地区画整理組合の組合員とはならない。

2 市町村が施行する土地区画整理事業において,換地計画を作成しようとする場合には,土地区画整理審議会の意見を聞かなければならない。

3 仮換地の指定があった場合,従前の宅地について権原に基づき使用し,又は収益することができる者は,仮換地指定の効力発生の日から換地処分の公告がある日まで,指定された仮換地を使用又は収益することができる。

4 土地区画整理事業の施行により公共施設が設置された場合,当該公共施設は換地処分の公告があった日の翌日において,原則として,その公共施設の所在する市町村の管理に属する。


法令上の制限
農地法
問題21
農地法に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。
1 市街化調整区域内の採草放牧地に自己の住宅を建築する場合には,原則として都道府県知事の許可を受ける必要がある。

2 都市計画法に基づく市街化区域内にある農地の所有権を取得しようとする場合には,取得後,農地として耕作する目的であるか,農地以外に転用する目的であるかにかかわらず,あらかじめ農業委員会に届出をすれば,農地法に基づく許可を受ける必要はない。

3 個人が農地の所有権を取得する場合,その農地を自ら耕作せず他人に貸し付けるときであっても,借りた人が耕作する場合であれば,農地法第3条に基づく許可を受けることができる。

4 都道府県が公園を建設するため農地の所有権を取得する場合,農地法に基づく許可を受ける必要はない。


法令上の制限
宅地造成等規制法
問題22
宅地造成等規制法(以下この問において「法」という。)の規定に基づく宅地造成工事規制区域(以下この問において「規制区域」という。)に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。ただし,指定都市,中核市及び特例市の特例については考慮しないものとする。
1 都道府県知事は,規制区域の指定をするときは,当該規制区域を公示するとともに,その旨を建設大臣に報告しなければならない。

2 規制区域内において,宅地以外の土地を宅地に転用しようとする者は,宅地造成に関する工事の許可を受けなければならない場合を除き,その旨をあらかじめ都道府県知事に届け出なければならない。

3 規制区域の指定の際,当該区域内において行われている宅地造成に関する工事については,造成主は,その指定の日から21日以内に,都道府県知事に届け出なければならない。

4 都道府県知事は,規制区域内において行われている宅地造成に関する工事で,法の規定に違反して都道府県知事の許可を受けていないものについては,当該工事の請負人に対して,当該工事の施行の停止を命ずることができる。


その他関連知識
譲渡所得
問題23
個人が平成12年中に,平成12年1月1日における所有期間が10年を超える土地を,収用対象事業の用地として都道府県に譲渡した場合の譲渡所得の課税に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。
1 収用等に伴い代替資産を取得した場合の課税の特例(課税の繰延べ)の適用を受ける場合において,その対価の額がその代替資産の取得価額を超えるときは,その超える金額に相当する部分について収用交換等の場合の5,000万円特別控除の特例の適用を受けることができる。

2 その土地が居住用財産に該当する場合は,収用等に伴い代替資産を取得した場合の課税の特例(課税の繰延べ)の適用を受けるときであっても,居住用財産を譲渡した場合の軽減税率の適用を受けることができる。

3 収用等に伴い代替資産を取得した場合の課税の特例(課税の繰延べ)の適用を受ける場合には,優良住宅地の造成等のために土地等を譲渡した場合の軽減税率の適用を受けることができる。

4 その土地が居住用財産に該当する場合であっても,収用交換等の場合の5,000万円特別控除の適用を受けるときは,居住用財産を譲渡した場合の軽減税率の適用を受けることはできない。


その他関連知識
地方税複合
問題24
地方税に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
1 固定資産税の納税義務者は,賦課期日における固定資産課税台帳又は補充課税台帳に所有者として登録されているものであるが,その年度中に売買等があった場合は,当事者の申出により,当該納税義務者を変更することができる。

2 市町村は,固定資産の所有者の所在が,震災,風水害,火災その他の事由によって不明である場合においては,その使用者を所有者とみなして,これを固定資産課税台帳に登録し,その者に固定資産税を課することができる。

3 建築業者が請負により新築した住宅については,当該新築から1年以内に建築業者から注文主に引き渡され,注文主が使用するに至ったときに家屋の取得があったものとして,その注文主に不動産取得税が課せられる。

4 新築住宅の取得に係る不動産取得税の課税標準の算定についての特例措置は,個人だけでなく法人が取得した場合も適用される。


宅建業法
宅建業の定義
問題25
宅地建物取引業法第2条第1号に規定する,宅地又は宅地建物取引業の免許に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。
1 登記簿上の地目は原野であり,ペンションの敷地に供する目的で取引される土地は,宅地に該当しない。

2 甲県に本店を置き,乙県に支店を有する出版社Aが,乙県にある駐車場跡地を区画割りし,宅地として不特定多数の者に反復継続して売却するため,乙県においてのみ宅地建物取引業を営もうとする場合,Aは,乙県知事の免許を受けることができない。

3 農家Bが,その所有する農地を宅地に転用し,全体を50区画に造成した後,宅地建物取引業者Cに販売代理を依頼して分譲する場合,Bは,宅地建物取引業の免許を必要としない。

4 宗教法人Dがその所有地の上の礼拝堂を取り壊して,一団の宅地に造成して分譲する場合,Dは,宅地建物取引業の免許を必要としない。


宅建業法
免許全般
問題26
甲県に本店,乙県に支店(事務所数1)を設置して宅地建物取引業を営む宅地建物取引業者A(法人)に関する次の記述のうち,宅地建物取引業法の規定によれば,正しいものはどれか。
1 Aが免許の有効期間満了後も引き続き宅地建物取引業を営もうとするときは,免許の更新を受けなければならないが,当該更新後の免許の有効期間は3年となり,また建設大臣は更新に際してAの免許に条件を付することができる。

2 Aが免許の更新をするため,免許の有効期間満了の日の90日前から30日前までの間に免許申請書を提出した場合において,当該有効期間満了の日が経過した後に免許の更新がなされた場合,Aの更新後の免許の有効期間は,従前の免許の有効期間満了の日の翌日から起算される。

3 Aの乙県内にある支店の支店長が刑法第247条(背任)の罪により罰金の刑に処せられた場合,Aを代表する役員はその旨を30日以内に,甲県知事を経由して建設大臣に届け出なければならず,当該届出のあった日にAの免許は効力を失う。

4 Aが甲県の本店を乙県に移転し,乙県においてのみ事務所を有することとなった場合,Aは,その旨を30日以内に甲県知事を経由して建設大臣に届け出なければならない。


宅建業法
取引主任者登録
問題27
宅地建物取引主任者資格登録(以下この問において「登録」という。)又は宅地建物取引主任者(以下「取引主任者」という。)に関する次の記述のうち,宅地建物取引業法の規定によれば,正しいものはどれか。
1 宅地建物取引業に係る営業に関し,成年者と同一の能力を有する未成年者Aの法定代理人が,不正の手段により宅地建物取引業の免許を取得したとして,当該免許を取り消されてから1年経過している場合,宅地建物取引業者Bの取締役であるAは,Bの事務所の専任の取引主任者となることができるが,宅地建物取引業の免許を受けることはできない。

2 宅地建物取引業者Dが2年前に,業務停止処分に違反したとして,免許取消処分の聴聞の期日及び場所が公示された後,相当の理由なく廃業の届出をしていた場合において,当該聴聞の期日及び場所が公示される日の3ヵ月前にDの役員を退任したCは,取引主任者の登録を受けることができる。

3 Eが,取引主任者としての事務の禁止処分の聴聞の期日及び場所が公示された後,相当の理由なく登録の消除の申請をした場合,当該登録が消除された日から5年経過しなければ,Eは登録を受けることができない。

4 登録を申請する2年前に,宅地建物取引業に関し不正又は著しく不当な行為をしたFは,登録を受けることはできない。


宅建業法
取引主任者証
問題28
宅地建物取引主任者証(以下この問において「取引主任者証」という。)に関する次の記述のうち,宅地建物取引業法の規定によれば,正しいものはどれか。
1 宅地建物取引主任者資格試験に合格した日から1年以内に取引主任者証の交付を受けようとする者は,登録をしている都道府県知事が指定する講習を受ける必要はない。

2 宅地建物取引主任者資格登録を受けた後,取引主任者証の交付を受けなかったとき又は取引主任者証の有効期間の更新を受けなかったときは,登録は失効する。

3 取引主任者は,取引の関係者から従業者証明書の提示の請求があったときは,取引主任者証の提示をもってこれに代えることができる。

4 取引主任者は,取引主任者としてすべき事務の禁止の処分を受けたときは,すみやかに取引主任者証をその処分した都道府県知事に提出しなければならない。


宅建業法
営業保証金
問題29
甲県に本店,乙県に支店を1箇所設置して業務を行っている宅地建物取引業者Aに関する次の記述のうち,宅地建物取引業法の規定によれば,正しいものはどれか。
1 乙県の支店でAから宅地を購入したBが,Aとの取引により損害を被った場合,Bは,Aの供託している営業保証金のうち,支店に係る500万円を限度として還付を受けることができる。

2 乙県の支店でAから宅地を購入したBが,その取引により損害を被ったとしてAの供託している営業保証金から還付を受けた場合,Aは,Bが還付を受けた日から2週間以内にその不足となった額を供託しなければならない。

3 Aが丙県に新たに支店を1つ設置することとなった場合,Aは,当該支店を設置してから2週間以内に,本店の最寄りの供託所に500万円を供託し,供託書の写しを建設大臣に届け出なければならない。

4 Aが乙県の支店を廃止して事務所を甲県のみとした場合,Aは,供託している営業保証金1,500万円のうち,超過することとなった500万円相当額については,直ちに取り戻すことができない。


宅建業法
保証協会
問題30
甲県知事の免許を受けている宅地建物取引業者A(事務所数2)が,宅地建物取引業保証協会(以下この問において「保証協会」という。)の社員となった場合に関する次の記述のうち,宅地建物取引業法の規定によれば,誤っているものはどれか。
1 Aが,新たに従たる事務所を1ヵ所増設した場合は,その日から2週間以内に弁済業務保証金分担金30万円を納付しなければならない。

2 Aが事務所を1ヵ所廃止したときは,保証協会が公告で定めた6月を下らない一定期間経過後に,弁済業務保証金分担金30万円の返還を受けることができる。

3 Aに関し弁済業務保証金の還付が行われた場合,Aは,保証協会から還付充当金を納付すべき通知を受けた日から2週間以内に当該還付充当金を納付しなければ,保証協会の社員としての地位を失う。

4 Aとの間で宅地建物の取引に関し債権を有する者は,1,500万円を限度として,当該保証協会が供託している弁済業務保証金から弁済を受けることができる。


宅建業法
媒介契約
問題31
宅地建物取引業者Aが,BからB所有地の売却の依頼を受け,Bと媒介契約を締結した場合の特約に関する次の記述のうち,宅地建物取引業法の規定によれば,誤っているものはどれか。
1 当該媒介契約が専任媒介契約である場合において,AB間の合意により,指定流通機構に当該宅地を登録しなくてもよい旨の特約をしたときは,その特約は,無効となる。

2 当該媒介契約が専任媒介契約である場合において,契約の有効期間は3月を超えることはできないが,AB間の合意により,有効期間が満了して,Bの更新拒絶の申し出がないときは,媒介契約は更新される旨の特約をしたときは,その特約は,無効である。

3 当該媒介契約が専属専任媒介契約である場合において,AB間の合意により,AはBに指定流通機構への登録を証する書面を引き渡さなくてもよい旨の特約をしたときは,その特約は,有効である。

4 当該媒介契約が専属専任媒介契約である場合において,AB間の合意により,当該媒介契約に係る業務の処理状況をAは5日ごとにBに報告する旨の特約をしたときは,その特約は,有効である。


宅建業法
重要事項説明書
問題32
マンション(区分所有建物=建物の区分所有等に関する法律第2条第1項に規定する区分所有権の目的である建物をいう。)についての宅地建物取引業法第35条の規定に基づく重要事項の説明に関する次の記述のうち,宅地建物取引業法の規定に違反しないものはどれか。
1 マンションの賃貸借の場合において,管理委託先の氏名及び住所については説明したが,私道についての負担に関する事項については説明しなかった。

2 マンションの売買の場合において,通常の管理費用の額については説明したが,計画修繕積立金については,規約に定めがなく,まだ案の段階であったので,説明しなかった。

3 マンションの賃貸借の場合において,都市計画法の開発許可に関する説明及び敷金等の精算に関する事項の説明については,ともに不要と考え説明しなかった。

4 マンションの賃貸借の場合において,建物の用途その他の利用制限に関する規約の定めがあったが,これは区分所有者に説明すべきことなので,借主に対しては説明しなかった。


宅建業法
35条・37条複合
問題33
宅地建物取引業者Aが,貸主Bと借主Cとの間で建物貸借契約の締結を媒介し,又はしようとする場合に関する次の記述のうち,宅地建物取引業法の規定に違反するものはどれか。
1 Aは,Bから媒介の依頼を受けたが,媒介契約書を作成せず,貸主に交付しなかった。

2 建物の上の抵当権の登記に関し,「建物の引渡しの時期までには必ず抵当権を抹消できるから,Cには内密にしておいてほしい」旨のBの依頼にかかわらず,Aは,Cに対して宅地建物取引業法第35条の規定に基づく重要事項として,当該登記について説明した。

3 Aは,契約の解除に関する事項について賃貸借契約が成立するまでの間にCに説明しなかったが,そのことについて過失はあったものの故意はなかった。

4 Aは,Bが権利金の授受について定めていなかったので,宅地建物取引業法第37条の規定に基づく書面において,権利金に関する事項を記載しなかった。


宅建業法
8種制限
問題34
宅地建物取引業者Aは,自ら売主となって,建築工事完了前の建物を,宅地建物取引業者でない買主Bに代金5,000万円(手付金300万円,中間金200万円)で譲渡する契約を締結した。この場合,宅地建物取引業法の規定によれば,次の記述のうち正しいものはどれか。
1 AはBに,宅地建物取引業法第41条に規定する手付金等の保全措置の概要について,同法第35条に規定する重要事項として説明しなければならない。

2 Aが手付金等の保全措置を講じた後は,Bは手付金を放棄して,当該売買契約を解除することができない。

3 AB間の合意で,「債務不履行による契約解除に伴う損害賠償の予定額を500万円とする」旨の特約をした場合でも,Aの実際に被った損害の額が予定額を超えることを証明できるときは,Aは,1,000万円を限度として,500万円を超える額の損害賠償を請求することができる。

4 契約締結時の2月後,建物の引渡し及び移転登記前に,Aが中間金を受け取る場合で,中間金を受け取る時点では当該建物の建築工事が完了していたとき,Aは,手付金及び中間金について保全措置を講じる必要はない。


宅建業法
手付金等保全措置
問題35
宅地建物取引業者(以下この問において「業者」という。)Aは,自ら売主となって,建築工事完了前のマンションを,買主Bに代金1億円で譲渡する契約を締結した。この場合,次の記述のうち,宅地建物取引業法の規定によれば,正しいものはどれか。
1 Aは,業者でない買主Bから手付金として1,000万円を受領し,その後,甲銀行と保証委託契約を締結し,甲銀行から受け取った保証証書をBに交付した場合,Aの行為は宅地建物取引業法の規定に違反しない。

2 Aは,業者である買主Bから手付金として2,000万円を受領する契約を締結したが,Bが一括しては払えないというので,500万円ずつ4回に分割して受領することとした場合,Aの行為は宅地建物取引業法の規定に違反しない。

3 Aは,手付金等の保全措置を講じた上で受領するのであれば,業者でない買主Bから手付金3,000万円を受領することができる。

4 Aは,業者でない買主Bから,申込証拠金として100万円を受領した後に売買契約を締結し,その後,手付金として500万円を受領することとしたが,当該申込証拠金を手付金に充当する場合には,Aは手付金500万円を受領するまでに手付金等の保全措置を講じなければならない。


宅建業法
クーリングオフ
問題36
宅地建物取引業者Aが自ら売主として,宅地建物取引業者でないBと宅地の売買契約を締結した場合において,宅地建物取引業法第37条の2の規定による売買契約の解除等に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。
1 AB間の売買契約が現地近くのホテルの一室で締結された場合,その場所の指定がBの申出によるものであっても,Bは,当該契約を解除することができる。

2 AB間の売買契約が,Aが行うマンションの分譲のための案内所(土地に定着する建物内に設けられたもの。)で締結された場合であっても,当該案内所に置かれる専任の取引主任者が立ち会っていなければ,Bは,当該契約を解除することができる。

3 BがAの事務所で売買契約に関する説明を受けた後に,不動産の展示会が行われている会場(土地に定着している建物内に設けられたもの。)において売買契約を締結した場合,Bは,当該契約を解除することができる。

4 AB間の売買契約が,Bの申出により,Bの取引銀行の店舗内で締結された場合において,Aが宅地を引き渡し,かつ,Bへの所有権移転登記が完了した後は,Bは,残代金を支払っていなかったとしても,当該契約を解除することはできない。


宅建業法
業務上の規制
問題37
宅地建物取引業法(以下この問において「業法」という。)の規定によれば,事務所以外の建設省令で定める,契約を締結し又は申し込みを受ける場所において,宅地建物取引業者に課せられる義務として正しいものはいくつあるか。

ア 業法49条に規定する,帳簿の備え付け。
イ 業法50条第1項に規定する,標識の備え付け。
ウ 業法46条第4項に規定する,報酬額の掲示。
エ 業法48条第3項に規定する,従業者名簿の備え付け。
オ 業法15条第1項に規定する,専任の取引主任者の設置。
1 一つ

2 二つ

3 三つ

4 四つ


宅建業法